勝つためにはサブ回路が必要であったり、レスキュー機能が必要であったり、ドライバーが知っておけばよかった規則であったり、デフォであるはずの物が勝つために外されていたり、反対に勝つために装備されていても役に立たなかったり。途中で変更したがためにゴールにたどり着けない。、。。。それが24時間という長丁場で試されるんだよな。
例として
ダメだ、もうこれ以上の周回は無理
と踏んだらゴール前で停止させて待つ。
これは古くからルマンを見てる人なら予想する
わざわざホームストレート上で5号車が止まった時僕は、それを選んだと思った。
だが、その方法は視聴者の我々の希望に反す
昨今のルマンにおいてはルール違反になっていた
どーして、そんなケチなこというのよ!!
たったラスト一周8分かかっただけじゃないか!
でもそれでは後続車との事故にもつながるだろうし、下手をすればトップが2位に対して2週のリードを付けていたらゴール前で止まって終了時刻を見計らい、のろのろとゴールをくぐるというファンの夢からは遠ざかる演出を招きかねないわけだ。
いま、勝つために必要でありながら装備されていなかった物は徹底的に調べられてるだろう、勝利へのシナリオとして足りなかった一行、これは現代の自動車の通常運転にもあり得る事だ。
必ず効くブレーキや必ず加速するエンジン、今それ以外にたくさんの装備が織り込まれている。安全や車両の安定もその例で、織り込まれ綿密にプログラムされた内容に、アクセスするという事は今の時代なら簡単ではあっても意図しない状況も結果として受け入れなくてはならないものもある。リプログラムには、多くの危険があることを知っていてほしい。君の最新型のマイカーが、高速道路の真ん中で止まる事の無い事。止まった時に後悔しない事。また操作性の変化が招いた結果は受け入れるか、リプログラミング自体をもやめておくことも勧めたい。
昨今の車両制御をメーカー想定以上にすべて掌握してる個人などいないのだ。
電子制御が多くなると、論理回路の真理値表が格段に多くなるとの同様に車への入力に対して出力が格段に多くなります。
アナログ値になりA/D変換されたり、ある計算式で計算されるとそれは膨大な量になります。
設計仕様からプログラム製作者は総当たりで世に出せる真理値表の結果を製作しますが、それをリプロするというのは、その真理値表の結果を書き換えるという事です。
(逆コンパイルできれば別ですが…。)
真理値表の結果をさらにどこかの真理値表で使用していたりとなることもあるために、本来であればすべての真理値表とその結果を知っていないとリプロは非常に危険であるといえます。
プログラム製作者にも能力の差がありますので、プログラム製作時に総当たりしていないこともあります。(だからバグがある。)
そのような中で、入力に対する目の前の結果だけを見ての安易なリプロはやめておいた方が良いかもしれませんね。